【エンジンマウントゴム交換】

1.使用部品

    エンジンマウントはASSY品番が正規。

しかし、ASSY品はかなり値段高いので、中のゴム部分だけのキットもあるので

今回は、ゴムのみ交換することにする。(値段は約1/6)

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2.マウントASSY取り外し

    今回は、エンジンを降ろした状態なので取り外しは楽。
(降ろさずに交換できるかは不明)

mount00.jpg (149350 バイト) mount01.jpg (79954 バイト)

 左右違う形状で3本のボルトで固定されているので簡単に取り外すことができる。

ただし、1本だけ下側から取り付けられているので注意が必要。

3.分解作業

    写真のように取り外すとわかるが、密封されているので
簡単にゴムを取り外すことができない。 スポット溶接を取り除いて分解する必要あり。 

mount03.jpg (158049 バイト)   mount04.jpg (189679 バイト)

    1) スポット外し        筒状のカバーと内蓋部がスポット溶接にて固定されている。
   作業性から外側カバーのスポット6箇所をスポットドリルにて除去します。

mount05.jpg (142425 バイト) mount06.jpg (128256 バイト)
        残った部分をタガネ等で切り離してあげると、上の写真のところまでバラせます。

    2) キャップ取り外し
   
     底突き防止用(?)のキャップを取り外します。

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   そうすると肝心のゴムがボルトとエンドプレートが挟み込まれ
   カシメて固定されているのがわかります。

    3) カシメ
   
     カシメをドリルでもんで除去します。そうすると全てがバラバラになります。

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4.復旧・再組み付け

    1) エンドプレート固定追加        エンドプレートのカシメを取り除いたので、代わりにボルト固定するため
   ボルト部にタップを切ります。

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   仮組み付けしてタップ深さを確認します。
   しかし、これだけでは最終的に組み付けできません。

    2) ボルト追加工
   
     ボルト固定に変更したので、ボルトの頭分だけ厚みが増している為
   底突き防止用(?)のキャップが取り付けれません。
   そう交換する部分でもないので、ボルトの頭を薄くします。

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   これで、以前よりちょっと高くなりますが、キャップを取り付けることが
   できました。

5.溶接

   最後にカバーを溶接して固定します。
   ゴムが新しくなっているので、若干浮き気味になるので
   プレス等で押さえ付けながら溶接します。
   また、中のゴムが焼けないように冷やしながら作業します。

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6.組み込み

   車両に元のように取り付けて完成です。(向きに注意)

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